インドネシア・タイ出張


タイ・インドネシア出張('02.4.21〜4.28) B




7.市内観光@(川下り)
 業務出張のため、本来は仕事が終わった金曜日に帰国するべきだが、
飛行機が取れず土曜日の夜中の便で帰ることになり
期せずしてタイで1日オフを過ごすことになった。
タイと言えばまずは寺院めぐりということで、職場のSさんがあらかじめ
早朝出発の日本語通訳付きのツアーを申し込んでおいてくれた。
朝7時に出発、船着場から船に乗って運河めぐりをしたあと、
寺院を2つほど回って午前中には終了というツアーで、
時間がないけど効率的に回りたいという人にはもってこいのツアー。
 ホテルに迎えに来たバンに乗って船着場まで。「岡村ト呼ンデクダサーイ」
と言う日本の某コメディアンによく似たガイドさんはとても日本語が達者で、
日本人でも普段使わないような難しい単語や言い回しを使いこなすのには驚いた。
船着場から開放感たっぷりの船に乗っていざチャオプラヤ川下り。
天気は快晴、まだ暑い時間でもないので波しぶきが心地よい、
と行きたい所だが、この川の水がこれでもか!というくらい汚い。
川全体が名古屋の堀川下流のようで、水しぶきがくるたびによけている始末。
しばらく本流を下ると、やがて船は川の支流から細い運河のようなところに
入っていった。そこは運河で暮らす人々の生活が垣間見られ、
船のそばで川遊びをする子供や、川の水でご飯を炊こう(!)とする人など、
私達にはおよそ信じられない世界が広がっていた。

 岡村サンが「水上マーケットニモヨリマス」と言っていたが、
要は土産物を売る小船のこと。私達の船がスピードを緩めるとそばに寄ってきて
果物や土産物を勧めてくる。果物の値段を聞いたが、市中よりかなり高めの設定だった。
 途中、トイレ休憩ということで土産物屋で上陸。なるほどしっかりと組まれたものだ。
ここも市中と比べるとかなり値段は高めの設定。なんでもない置物が
数百バーツ(1バーツ≒3円)もしていたのにも驚いたが、店内で大声を発しながら
それを買っていく日本人にはまったく興ざめしてしまった。
 再び船に乗り込み、ひとつめの寺院へ向かう。この時の操船がなかなか見事なもので、
多くの船でごったがえす土産物屋前の桟橋から、船体をぶつけあいながらも、
何事もなかったかのように他の船の間をすり抜けて出発した。

チャオプラヤ川下り & ガイドの岡村サン

運河に並ぶ家々 & 桟橋に所狭しと並ぶ船




8.市内観光A(暁の寺院)
 チャオプラヤ川へ戻り、少し遡ると最初の寺院「暁の寺(ワット・アルン)」に到着した。
その名の通り陽が昇る頃に最も美しく見えるらしいが、
今回は昼前の訪問のため、残念ながらベストショットは拝めなかったようだ。
80m近くある中央の塔を中心に周囲に4本の塔がそびえ、
いずれも全身カラフルなタイルで覆われている。今は色も褪せている部分が多く
塔全体が白っぽく見えるが、建立当時はきっともっとカラフルで美しかったに違いない。
金ピカや極彩色が多いタイの寺院の中で、この寺院の美しさは異彩を放っていると共に
どこか落ち着きがあって興味深かった。残念ながら塔のてっぺんまで登ることはできないが、
急な階段を上って中ほどの回廊をぐるっと一周することができる。
あちらこちらで往時の面影を残す装飾に触れることができると共に、
ところどころ中華風の雰囲気を感じさせる彫像も多く、
アジアの文化交流の歴史を見るという点でもとても面白かった。


ワット・アルン全景 & そびえ立つ塔

今も残る美しい装飾 & 特徴的な像




9.市内観光B(王宮)
 集合時間になったところで再び船に乗って次の目的地である
王宮へいざ出発、というところでトラブル発生!
船に乗っているはずの同僚Mさんが乗っていないのだ。
後進して進路を確保しようとする船の舳先に立って桟橋を見ると、
そこへカメラをぶら下げて歩いてくるMさんの姿が・・・慌てて船頭さんに
戻るようお願いし、事なきを得た。全員揃ったところで次の船着場へ。
そこで船とは別れて徒歩で王宮に向かう。タイ独特の匂いがするマーケットを抜け、
ほんの数分で王宮に到着した。信心深いタイの国ではとても仏教を重んじているようで、
王宮を始めとした多くの寺院で服装制限を設けている。
ここで同行していた職場のU君のノースリーブがダメとういことで、
門の前の売店で長袖シャツをレンタル。確か数百円ちょっとした。
 王宮と呼ばれる一画は、実際に国王が住んでいた(今は住んでいないそうだ)宮殿と、
それに隣接する寺院「ワット・プラケオ」とで成る。本殿には観光案内でもよく見る
「エメラルド仏」と呼ばれる有名な仏像が安置されているが、実際はとても小さく、
「これが?」と一瞬とまどってしまう。年に数回衣替えするそうだが、小さくてよくわからなかった。
本殿の前では、信仰熱心な人々が供え物と線香を供えている姿が多く見られた。
本殿脇にそびえ立つ金色に輝く仏塔も、一見の価値があるとは思うが
個人的にはやや煌びやかすぎるような気がする。
 本殿を裏手に回ると王宮。今でも使われている迎賓館を除いて一般に公開されているが、
内部は平日のみのため外から眺めるのみだった。西洋風を取り入れてはいるが、
仏教式もそこここに感じられ、いかにもタイ独特の建物という印象だった。
今度は是非中も見てみたいものだ。

仏塔 & 本殿

供物を備える人 & 立派な王宮