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アメリカで過ごした 2003年の1年間、飛行機好きが高じて、 小型飛行機(平たく言えばセスナ)の免許取得に挑戦しました。 1年間の滞在中には完了できなかったため、その後の連休を使って 3回渡米、ついにプライベート・パイロットのライセンスを取得しました! |
"小型飛行機免許"って? 〜よく聞かれる質問にお答えして〜 私が取得したのは「米国連邦航空局の自家用陸上単発航空機免許」です。 噛み砕くと、@アメリカで A200馬力以下エンジン1個の B自家用(商業用でない) C陸上機(水上機でない) である飛行機が操縦できるというもの。 簡単に言えば、2〜4人乗りセスナと理解して頂いて大きな間違いはありません。 この免許があれば、社会的・道義的問題は除くとして、管制塔がOKとさえ言えば、 ニューヨークのJFケネディ空港であれ世界一忙しいシカゴのオヘア空港であれ 離着陸できます。自分でグランドキャニオン遊覧飛行もできますし、 もちろんハワイ・グアムで飛ぶことも可能です。 要件は、@3年に1度の身体検査をクリアし、A飛行場で機体をレンタルして、 B3ヶ月以上飛んでないと必要になるレビューフライト(インストラクターと離着陸訓練を 3回以上すること)を行えば、アメリカ国内はいつでもどこでも自由に飛ぶことが出来ます。 ただし、国際免許ではないので日本で飛ぶには書き換えが必要です。 この書き換えが厄介で、日本特有の航空事情に精通する必要性から、 国内で取得する人と同じ学科試験をパスすることが必要になりました。 合せて航空特殊無線通信士の資格も必要ですし、身体検査もアメリカのそれと 比べ物にならないくらい検査項目が多く、基準も厳しいものです。 (私はここまで至っていないので、書き換え=日本の学科試験が今後の課題です) また、よしんば日本の免許に書き換えができたとしても、日本の飛行機レンタル料は アメリカに比べてべらぼうに高く(1時間25,000円くらい〜;アメリカは5,000〜10,000円) 一般人にはなかなかおいそれとは手が出せない領域です。 やはり小型機を操縦するにはアメリカの方が圧倒的に環境がいいんですね。 |