山陰旅行('02.8.11〜8.12)A





4.城崎温泉@
 山陰の道は本当に走りづらい。高速道路もなく、海沿いの国道178号線も曲がりくねった山道が多い。その象徴とも感じられるのが
余部(あまるべ)にある陸橋だ。地上41mの上空を309mに渡って陸橋が走っており、さながら空中列車のようだ。山がちな山陰の地形
ならではの風景と言えるだろう。
 そんな山陰道を走り抜け、豊岡から北上、昼過ぎには城崎温泉に到着した。宿を取っていれば駐車場があるが、通りすがりの者は
駅前に40台ほどある駐車場に止めるしかない。30分ほど並んでやっと車を止め、いざ温泉に入りに行くことにした。
城崎温泉には宿の内湯以外に7つの外湯がある。それぞれの湯に由来と言われがあり、日帰り入浴の客もどこでも入ることができる。
駅前の案内所で地図をもらい、「開運・招福の湯」と言われる「一の湯」に入ることにした。駅前から一の湯までは1km弱あるが、
土産物屋や柳の並木などいわゆる温泉街の風情たっぷりでぶらぶら歩いているだけでもゆったりした気分になってくる。


余部の陸橋、山陰の海、温泉案内所、温泉街の風景



5.城崎温泉A
 一の湯は改装して間がないのかとても清潔できれいな温泉だった。内湯は温度が高めで浴槽が深いのが特徴だ。立ち膝でもしていないと
顔がお湯に浸かってしまう。外湯は洞窟温泉としても売り物にしているようだが、こちらは正直あまりたいしたことがなかった。
 ゆったりした温泉を楽しみ、2階の休憩所で少し休憩した後、自分で温泉たまごを作らせてくれる店があると聞いていたので
そこへ行ってみることにした。温泉寺に登るロープウェイ乗り場の前にある温泉源脇にある店で、ネットに入った生卵を3個or5個で
売っているので、店の外にある温泉の桶に入れて12分で温泉たまごができるという仕掛けだ。早速3個入りを購入し、お湯につけて
待つこと12分。無論、自分の判断であげなければならない。私の場合少々長く浸けすぎたようで、半熟に近くなっていたが、
地鶏のたまごと、できたての温泉たまごということでとてもおいしかった。
 できたて温泉たまごに満足し、再び温泉街をぶらぶら逆方向へ戻り、土産物屋を覗いてから帰路に着くことにした。

 今回は日程の都合で短い旅だった上、車での移動だったため移動時間が多くなってしまった。初めて「山陰」を感じることはできたが、
まだほんの一部という感が強かったため、また是非島根・山口まで足を伸ばしてみたいと思った。また、今回口にすることのできなかった
日本海の「海の幸」も是非味わってみたいものだ。



柳並木、一の湯、温泉たまご、半熟?