沖縄・北海道旅行記('02.4.28〜5.2)
GW休暇 & 超割を利用して、日本の南と
北の端、沖縄と北海道に行ってきました!
1.出発(4/28・日)
今年から始めた「飛行機の旅」の趣味だが、3月の函館に続いては5月GW休暇を利用して「沖縄・北海道の旅」ということになった。
この無謀とも阿呆とも言える旅を決定した最大の要因は、やはりANAの超割だった。3月の函館旅行で味をしめたこの「超割」、
5月1、2日というGWの狭間にも設定があったので、この超割を使ってどこか2ヶ所を旅しよう、と考えたのだ。
最初は沖縄→九州、北海道→東北などの案が思い浮かんだが、どうせ一律料金の超割ならできるだけ遠くへ行く方がおトクでは?
という今回の旅のパートナーS氏の発案で、一気に「4泊5日沖縄・北海道の旅」に決まった。しかも、超割の設定が2日間だけのため
北海道は1泊2日という強行日程である。
実はこの旅行、もともとは6泊7日の予定だったのだが、海外出張が重なってしまったため、
(詳細はタイ・インドネシア出張のページ参照)
私だけ短縮されてしまったのだ。予定通り先に行っていたS氏を追いかけ、タイから帰国したその日に沖縄に向かうという、これまた
強行日程の旅となった。
4月28日朝8時にタイから帰国し、一旦帰宅。真夏の国から4月の日本へ帰ってきたので、半袖1枚ではさすがに肌寒い。
軽く昼食を取り、荷物を大型スーツケースから用意しておいた国内旅行用小パックに持ち替え、昼過ぎには再び名古屋空港へ向け出発した。
チェックインを済ませ、毎度おなじみの国際線展望台でしばし飛行機見物の後いよいよ搭乗。今回は、考えられる限りの手を尽くした結果
最安値と分かったJALを選択。シップはB767だ。JALの名古屋−沖縄線はB737と767が交互に飛んでいるが、767だけに
スーパーシートの設定がある。折角比較的長い距離を乗るのだから、ということでスーパーシートに乗ってみることにした。
定刻通り14:25に出発。珍しく北側から滑走して南向きでの離陸だった。長いことこの土地に住んでいるがこの方向に離陸する姿は
まったくと言っていいほど印象にない。
スーパーシートは国際線のビジネスクラスというわけにはいかないが、フットレストもあり、席もいくぶんゆったりしているので快適だ。
残念だったのはミールサービスで、4月から軽食が改良されたと聞いていたのに相変わらずおいしくないサンドイッチがちょっと出ただけ。
沖縄線ということでオリオンビールは飲めたので、これで少し沖縄気分を盛り上げることにした。
そしてJALの沖縄線と言えばビンゴゲーム。カードが配られ、モニターに当たり番号が次々と映し出されていく。全員に当るというわけではないが
かなりの確率で景品がもらえる。私もレジャーシートをもらった。
途中、揺れるので低空を飛行するとの機長アナウンスがあったが、特に気になるほどでもなく晴天の南国、那覇空港に無事着陸した。
今回のシップ B767、空席の多いスーパーシート、ビンゴゲーム・軽食+オリオンビール
2.那覇空港
那覇空港のターミナルビルはとても開放的。花もそこここに活けてあり、さすがに南国に来た!という雰囲気を感じさせてくれる。
その一方で、JTAの機体にはおなじみとなった「いこうよ!おいでよ!沖縄」の文字。昨年のテロ事件以来、米軍基地があるということで
観光客の足が遠のき、平和と安全を懸命にアピールする姿が痛ましい。(それは「だいじょうぶさ〜」だったか?)
到着ロビーでは、観光客歓迎のための横断幕を掲げた地元の方が一生懸命観光パンフレットを配っていた。一時ほどではないだろうが、
沖縄の受けた打撃大きさと、いかにこの県が観光に依っているかをまざまざと感じさせられる光景だった。
しばらくターミナルビルをぶらつき、飛行機見物を楽しんだ後、2日早く沖縄に来ていたS氏のレンタカーで迎えに来てもらい、
陽が傾きかけた那覇空港を後にした。
JTAも沖縄を応援、開放的なターミナルビル
「ようこそ」、観光誘致に必死です
3.ひめゆりの塔
空港から車で30分も走ると本島の南側に出るが、ひめゆりの塔はその途中の国道沿いにある。沖縄には20年以上前に一度来た
ことがあるが、さすがに小学校に入る前となると記憶が薄い。かろうじてひめゆりの塔と他何箇所かに行った覚えがあるだけだ。
当時の私には当然歴史の重みも理解できるはずがなく、ただ神妙に親にくっついて暗い洞穴を覗き込んだいたような気がする。
20年経って訪ねてみると、えらく整備されたなというのが第一印象だ。翌日訪れた首里城もそうだが、観光地はどこも歴史の重みを振り払うかのように
どんどんきれいに整備されていっているような気がするのは気のせいだろうか?
夕方で人気も少なくなったひめゆりの塔は、一歩足を踏み入れると何か重苦しい空気を感じさせる。洞穴の前には戦没者の慰霊碑が立ち、
千羽鶴のお供えが絶えない。柵越しに洞穴を覗いてみたが、その底の暗さは20年前と何ら変わっていなかった。
洞穴の裏には記念館があり裏側から穴の底を見ることも出来るらしいが、時間が遅かったので既に閉館後だった。
ひめゆりの塔、今でも絶えない千羽鶴
4.沖縄グルメ@
ひめゆりの塔を後にし、那覇市内へ向かう。那覇の目抜き通り?の国際通りの裏に宿を取ってあったが、これがなかなか見つからない。
市の中心部だから碁盤の目かと思いきや道がくねくね曲がっているのだ。探すこと数10分、やっとの思いで宿を発見し、一安心でレンタカーを返却。
電車もなくバスも部外者には決して便利がよいとは言えない沖縄では、特に個人で観光するならレンタカーが必需品である。
事実、どの観光地へ行っても駐車場は半分以上がレンタカーナンバーだった。
宿に荷物を置き、いざ沖縄の郷土料理を食べに出かける。国際通りを一通りぶらついてみたが特に目立つような店もなく、宿に程近い
地下の居酒屋に入ることにした。私個人は取り立ててグルメな性質でもないので、まずは沖縄郷土料理が食べられればよいのだ。
店に入ると、まずはビールで乾杯。沖縄料理の定番を試していくことにした。沖縄料理と言えばやはりますゴーヤーチャンプルー。
この苦みがなかなかクセになる。テビチ煮込みもしっかり味がしみこんでいる。ミミガーの刺身はどこのことかを言うと引いてしまう人もいるが、
この店では一工夫して胡麻和えにしてあるので形も目立たずコリコリして美味い。
2杯目からは沖縄ならではの泡盛を飲んでみる。強いお酒は得意でないので、水でしっかり薄めて飲む。日本酒と同じ米からできていても、
味は全く違ってさっぱりしているので日本酒より飲みやすい。思わず杯を重ねて酔っ払ってしまった。
さらに近海ものの魚の塩焼き、タロイモの煮つけ、豆腐よう、ソーメン炒めと沖縄料理を満喫し、大満足の夕食を終えた。
宿に戻ると、さすがに旅の連続で疲れていたのか、翌日のレンタカーの予約だけして早々に床に着いた。
テビチ煮込み・ゴーヤーチャンプルー・ミミガー・近海ものの魚・タロイモ・豆腐よう・泡盛!