山陰旅行('02.8.11〜8.12)@



夏期休暇を利用して、今回は車で
未踏破の山陰に行ってきました!




1.天橋立@
 「飛行機に乗ること」「未踏破の都道府県をなくすこと」がテーマの今年の旅、第4弾は「飛行機に乗る」はパスして車で出掛けることにした。
本当は鳥取・島根から山口・広島・岡山をぐるりと山陰・山陽の旅と行きたいところだが、日程の都合上1泊2日となってしまったため、
今回は砂丘のある鳥取までの「小旅行」となった。
 朝9時過ぎに出発。お盆休みで高速道路は大渋滞を予想していたが、名古屋〜一宮を除いてほぼ順調に走ることができ、関ヶ原・米原・敦賀を経て
昼食を挟んで2時過ぎには最初の目的地、天橋立に到着した。今回の旅は山陰の名所、天橋立・城崎温泉・鳥取砂丘の3箇所である。

 天橋立と言えば日本三景のひとつにも数えられる由緒正しき名所だ。野田川と日本海から運ばれた砂によって砂嘴が形成され、
その上に3.6kmに渡って松並木が続いている。駐車場に車を止め、智恩寺の山門・文殊堂を見た後、船の往来時には橋が回転する廻旋橋を抜け
松並木の橋立へ向かう。等間隔で弧を描く砂浜が美しいが、どこも海水浴客でごったがえしていて風流といった風情はまったくないのが残念だ。

 続いて「股覗き」で有名な山に登ってみる。展望台までは片道8分のリフトが運行されており、涼しくなりかけた時間帯に乗ると、
風がとても心地よい。(スキーができない私はリフトがとても珍し かった)
展望台からは、いわゆる天橋立の風景が見え、多くの観光客が「股覗き」をしている。股から覗けばすぐにわかると思っている人が多いようだが、
頭に血が上って風景が霞み、天地がわからなくなってくると、まるで橋立が天に通じる道のように見えるというのが正しい「股覗き」であり、
すぐにやめてしまうのでは実は意味がない。私は、血が上りすぎてひっくりかえってもつまらないのでほどほどでやめておいた。



智恩寺の山門、文殊堂、山門前の界隈、廻旋橋



松並木、リフト乗り場、リフトに揺られて、股覗き(画像をクリックして下さい)



2.天橋立A
 天橋立を出る頃には17時を過ぎてしまっていたので、今日は鳥取まで一気に走って市内で宿を取り、翌朝一番で砂丘の風紋を見て、
城崎温泉は帰り道に寄ることにした。旅を通してよくわかったことだが、山陰の都市間は直線距離では近くても道が曲がりくねっているため
意外と移動に時間がかかるのだ。天橋立の反対側へ車を走らせている途中で発見したクアハウスで汗を流し、途中豪雨と雷に打たれながら
一路鳥取へ走ること3時間以上、9時過ぎにやっとの思いで鳥取市内へ到着した。

ここで困ったのが夕食。駅前のビジネスホテルに宿が取れたのはよいが、この時間になると開いている飲食店がぐっと少なくなる。
海の幸でも、と思っていたがそれらしき店もまったくなく、なんとも空振りな夕食になってしまった。



クアハウス岩滝、私の愛車



3.鳥取砂丘
 翌朝起きるとあいにくの雨。砂丘の美しい風紋は朝できると聞いていたが、この天気では無理だろうと思いゆっくり宿を出発。
10時頃砂丘に到着。見渡す限り延々と砂丘が続く様子を想像していたので、思っていたよりはこじんまりとしている、という印象だ。
それでも海岸まではかなり距離がある。裸足になって、小高い「馬の背」を目指す。あいにくの雨だが、水を含んだお陰で砂は固くなり
歩きやすくなっていたのには助けられた。
 天候も悪く、他に取り立てて見所もなさそうだったので、砂丘を歩き回っただけで鳥取を後にして一路城崎まで戻ることにした。


砂丘パノラマ


様々な砂丘の様子